ネガイカナウ

発売されました。 やっと、ようやく、できあがりました。
私の大きな願いだったひとつが今、ようやく叶いました。

モーニング娘。を卒業して行く光井に触れたブログの際に熱弁してしまった準備運動の重要性。
ひたすら言い続けました。 受け入れられるまでに何ヶ月も経ちました。
なんとかその想いが受理されてからも、この8ヶ月に及ぶ制作中でさえ、現場のスタッフには、「教科書!? どうつくるの? やったことないし」「つまらないんじゃない?売れないとねぇ、、」「エンターテイメント性に欠けるよね」などど、
悲しくなるようなキツイお言葉をたびたび頂戴しながらも、ただただ訴え続けてようやく、
この『ダンスのための準備運動』の本が完成しました。

かなり厳しい状況にいたなかで、めげそうにもなる中で、
頑張り続けることを、私を、強く後押ししてくれたのは、光井のケガに悲しんだファンのみなさんの訴えに他なりません。

長い長い時間と努力と汗と涙の末、ようやく、ようやく、やっとです。
本ができたからといって、楽観視はできないけれど、指導者の方々や踊る本人の意識が少しでも変って来ることを祈ります。

ダンスに携わって何万人に及ぶ人と指導に現場で触れて来た30年間の体験と知識を、
自ら身体を痛めた経験を、
学び続けている解剖学とリハビリテーションを、
自分の、今持ち得る全てを駆使し、仕上げました。
実現が難しいとされ、協力者も少なく悩み悲しんでいたあの日を想い起こすと、喜びひとしおです。

表紙に素晴らしい絵をご提供下さった新鋭の画家・真理子女史に、
発刊に向け、素晴らしいお言葉を下さった秋山先生、定地先生、鈴木先生、本当にありがとうございます。
そして、誰より一番最初にこの思いに賛同し、“本の出版”を企画して下さった山﨑会長と緒方社長に、この日を迎えられたことを嬉しくご報告させて頂きます。
ありがとうございます。

この本、タイトル通り、書店に並んでいるダンスの本とは違い、基礎・入門レベルの“準備運動だけ”に焦点をあてた本です。
前年度から中学校でダンス授業の選択必修化を受けて、ダンスの指導に当たる学校の先生方を対象に向けて作成しましたが、
ダンスを踊る全ての人、ダンスを指導するインストラクターの方々に読んで頂きたいです。 ダンス初級・中級の方々には、少し物足りなく感じられるかもしれません。
でも、やはり基礎は同じですから、今一度身体の作りを確認したり、逆に、すでに身体を痛めてしまった方々のリハビリにも適用できる内容になっています。

今までたびたび口にしているけれど、私にとってダンスは呼吸です。 =気付くと自然にしていて、しないと、死んじゃうもの=
その大好きなダンスが今、こうして大きなブームを迎えている事が本当に喜びであり、夢の実現です。
その大好きなダンスを踊る人に怪我をして欲しくない、このダンスブームを一過性のもので終わらせることなく、ケガなく踊り続けて欲しい一心で書きました。

価格設定が二千円と、ちょっぴり高値!?・・・(・。・;ゴメンね。
だけど是非、身体作りに、ダンス指導に、お役立て頂けたら幸せです。
ぜひ、書店へ。 ん?見つからないときは、地元書店かネット書店にてご注文くださいマセね。
一家に一冊、ぜひ。

発売日の今日、息が止まりそうなくらいドキドキしながら行った新宿紀伊国屋書店。
3階の教科書のコーナーと6階のダンスのコーナーに
ほら!置いてありました。 ほっ。。。

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なつの分身

それは、ものすごく不自然で不思議な感覚

その日、私は週に一度行くか行かないかの事務所勤務。事務所の人間が全員出払って、やむを得ず一人事務所の留守番をしていたの。
夕方、ピンポンがなると、カメラに映るは、、、「バイク便でーす!」
、、、力なくサインをして重い荷物を受け取り、机の上においた。 
差出人を見なくても、その形と重さから、何冊かの『本』である事はすぐにわかる。 

  本  でき た  ん だ 。 。 。

まずはトイレに行った。・ ・ ・ かなり長い間座っていたように思う。
鏡に映る自分の顔を何気なく見つめながら、手を洗った。
机の上に置かれている、未だ封を開けずにおいたままの何冊かの本を横目に、ベランダに出て深呼吸。

。。。目の前に見える代々木公園は一面、未だ何日か前の雪におおわれていて、真っ白できらきらしてすごく綺麗。。。
少しずつ陽が落ちて、暗くなり始める時間帯。
  “いっけね”
外回りしている事務所の人間に電話すると、何で封を開けないんだと言わんばかりの少しあきれた口調で「開けて、開けて!」と言われて、ドキドキし始めた。

なんだか、怖くて、封も開けられないでいたんだ、1時間もの間。
不安と緊張と、、、それから、、、
書いたままに、言った通りに、創ったままに、
仕上げてくれているだろうか?という猜疑心にも似た不信感(んーこれホントはよくない感情)

変だよね? 涙が出そうに(たぶん嬉し泣き。それさえも解からないほどの想い)なるのを無理やりにでもさりげなく過ごそうと、結果必死にこらえた1時間。
荷物が届くまでは、次の仕事の振り付けを考えていたのだけど、全く手につかなくなった。

もっと、“ばんざーーーーーい!!!”って具合になる自分を想像していたから、こんな自分の妙な感情に変な気分だった。

ずいぶん前に、自分でプロデュースし出演した舞台の千秋楽に、ステージ上でマイクを持ってお客さんに向かって
「グラミー賞とアカデミー賞とトニー賞をいっぺんにとった気分です。」と、嬉しさとお礼の気持ちをこんな言葉にしたことを思い出した。
それはすごく素直な感情表現だったはずだ。

その時の感覚とはまた違う、生まれて初めての感覚。
実感がわかないとはこのことだ!と思った。

はて、、、そろそろ(・_・;)・・・
時間をかけてじっくり見てみようかな、
未だページを開いていない、、、その『本』という形に仕上がった“なつの分身”を。

ネット書店amazonでは、すでに、予約受付しているらしい。。。

※オンラインストア Amazon.co.jp

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おみくじ

さむぅい!(>_<)今年の冬、寒過ぎじゃない?
寒いの苦手ななつです・・・。

行って来ました、初詣で。
久々の感触を味わうことができた年頭です。
大吉ぃ~(^0^)ノ
この何年かはね、「泰然自若」=“何が起きてもあせらず騒がず”とかね、
「不動の信念」=“どんな嵐にあっても変動にあっても心を動揺させてはならない”とか、、、
耐えてばかりのようなお言葉が多かったのだけど。
ふぅ~(^o^) これからいいことたくさんあるかな!?
なんてったって、念願の本が、間もなく出版ですし、
昨年中ずっと制作していたものが今年は少しずつ届けられるかなぁ、、、なんて。

今年はね、少し、自分の吸収と勉強の時間もちゃんと確保したい。
あとは、例の首と腰のヘルニアも、、、完治しないまでも、痛みはなくしたいので、治療にも時間を取りたいと思っている次第です。
もちろん、お仕事は休んだりせず、、、がんばりますょo(^-^)o

それから、今年の目標は、頂いたコメントに返信する!です。
きゃぁー言っちゃったぁー(^O^ゞ

明日は成人式ですね。
今年、成人をむかえる皆さん、おめでとうございます!

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謹賀新年

新年☆彡明けましておめでとうございます。

ひたすら必死で、華やかで、目まぐるしい時間は、振り返るとまるで夢だったかのように、あっという間に過去として過ぎ去ってしまうことがある。

早速昨年を振りかえるようだけど、どうしてもしっかりと記憶と感触を残しておきたいから、、、一昨日の『NHK紅白歌合戦』のこと、少しだけお話しさせてね。

ご覧頂きましたでしょうか?二つのシーン(^^ゞ

あの水森かおりさんのシーン。
衣装が綺麗に広がったこと、涙が出るほど嬉しかった(>o<) 衣装テストとリハーサルを幾度となく繰り返しても、フックが引っ掛かってしまって何度も途中で止めたり、広がらなかったり、裏地が見えてしまったり、フリルが綺麗に見えなかったり、かけるフックが違う位置にあったりと、、、中々どうして手ごわくて、うまくいかなくて、何度も繰り返しテストして、何度も何度も繰り返し練習した・・・。 美術さん・大道具さん・衣装さんがたびたび手を加えては修正し、テストしつつ、本番が最も上手くいったこと、成功に終わったことに、ホッとして泣きそうになる。
よかったぁ本当によかったヽ(^o^)ノ 衣装の仕掛けがうまく行き、水森さんが気持ちよく歌い終えて、嬉しい。すごく嬉しい。
この成功のために、何百人という人の睡眠不足と必死と繰り返しと努力が詰まってる。 私に課せられた最大の責任を果たせて良かったよー。。。

写真は、最終的に舞台上で衣装を綺麗に広げるという最大の任務を成功させてくれた“TGDオンディーヌ”のダンサー達です。
優雅に舞いながらも、万が一起こり得る諸々の処理を舞台上で見事に対応してくれた、あけみ・まりこ・あすか・あさみ・かな・ももちゃん・あっちゃん・ゆか・あきの・ももの10人、ありがとう。
業界を代表する紛れもないプロフェッショナルダンサーです。

そして、伍代夏子さんのシーン。
バックでは、AKB48から大島・柏木・横山・島崎が初の和の舞に挑戦してくれました。
出番いっぱいで大忙しのAKBだからね、私に与えられた4人揃ってできる練習時間が1時間もなかった(>_<) そんな中、4人全員が集中してよくがんばってくれました。
何より嬉しかったのは、次の出番も迫っているだろうに次の衣装への早替えの時間も忘れて、出番を終えてもなつのそばに残り、大島が言ってくれた言葉。
「夏先生、ありがとうございました。 この時期にこうして夏先生の指導を受けることができて、また気付かせてくれたこともあって、本当によかったです。 夏先生の指導を受けたことの無い他のメンバーにとっても、すごく勉強になったと思います。」 その表情と瞳はすごくまっすぐで、自分のことも後輩のことも考えた、立派になった証を目の当たりにした嬉しい瞬間でした。

大島優子。。。 彼女は今の言い方で言う2期生(当時はチームK)として、AKBに入ってきました。 最初から歌も踊りもこなす、優等生なイメージが残っています。 当時劇場リハーサルをしている時も、常に冷静で平常心を保っている、どこかクールで、他の泣き虫で甘えん坊なメンバーとは違った、すごく大人な空気感を持っていた印象があります。 実は、紅白の舞台裏では毎年、歌番組の楽屋の通路などで時折、挨拶を交わす程度の機会は何度かあったけど、今回こういった形で再会できて本当によかったと心から思います。 言ってくれた言葉、絶対忘れないょ、ずぅーーーっと応援をし続けるよ、大島(^^) ありがとう。

未だにハロプロなの?AKBなの?といったお言葉を耳にする機会がありますが、
わたしにとって、ハロプロもAKBも、所属プロダクションに関わらず、決して団体ではなく、大好きで、愛おしい、可愛くて仕方ない大切なひとりひとりなのです。

2012年の最後をこの素晴らしいメンバー達と共に過ごせたことは、わたしにとって、とても有意義な有り難い意味のある素敵な締めくくりとなりました。

わたしの好きなもの
太陽 青い空 木々の緑 美味しい空気 シャンパン 蟹 ダンス 自分の夢に向かって努力をし続ける向上心を持ったすべての人

2枚目の写真は、新年カウントダウンの渋谷はスクランブル交差点。 「紅白」の仕事を終えて、打ち上げ&忘年会をした後、通りかかってみました。 上京して30年になるけど、大晦日の渋谷がこんな風になるなんて知らなかった(^o^)/ A Happy New Year!!

みなさま☆
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

夏 まゆみ

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